今回のwebサービス比べてみましたは、恋活アプリです。婚活アプリではないです。
イヴイヴ
2016年7月設立の株式会社Market Drive。
「オンラインでの出会いを当たり前に」ーー少子化の課題を解決する恋活アプリ「イヴイヴ」運営が総額1.1億円の資金調達を実施
アメリカのベンチャーキャピタルでのインターン経験を持つ伊藤氏は今回、過去の資金調達におけるバリュエーションを公開した。
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1度目 2016年8月 ポスト・マネー・バリュエーション3億円で3000万円の調達
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2度目 2017年4月 プレ・マネー・バリュエーション8億円で6400万円の調達
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3度目 2017年10月 プレ・マネー・バリュエーション18億円で1.65億円の調達
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4度目 2018年1月 プレ・マネー・バリュエーション40億円で1.1億円の調達
バリュエーションを公開しているの珍しいですね。
日本最大の完全審査制マッチングアプリ「イヴイヴ」60万ダウンロード突破!
30万ダウンロードからわずか5ヶ月で60万ダウンロードを突破
コンセプトやポジショニングが明確じゃないですね。審査制恋活アプリというだけで、正直魅力が伝わらないですが、Youtubeプロモーションの効果か着実にダウンロード数は増えていますね。ただ、アクティブユーザー数が知りたいところです。オンラインデーティングの場合、登録したけど、マッチングしないやメッセージのやりとりが面倒になり退会しているユーザーも多くいるのが現状です。とあるオンラインデーティング恋活アプリの3日以内にログインしたユーザーは全体の10%ほどでした。ダウンロード数よりもアクティブユーザーがKPIであり、本来公開すべき数字となるでしょう。
Dine
運営会社は2015年7月設立の株式会社Mrk&Co。創業者は元DeNA。
デート率の高さがウリ、第3世代のマッチングアプリ「Dine」提供元が1.5億円を調達し日本版リリース
「オンラインではそこまで印象が良くなかったが、実際に会ってみるとすごくいい人だったということは恋活に限らずよくあること。メッセージが苦手だとか、オンラインの人格だけで人が評価されてしまうのは双方にとって損失。Dineではまずは短時間でも実際に会ってみることを大切にしている」(上條氏)
会う前の印象は大事で悪い印象の人は良く変わることはないような気がします。会う前のコミュニケーションは必要で、あまり上手くいく感じがしませんね。
恋活アプリ比較図
イヴイヴ | Dine | |
会社設立日 | 2016年7月 | 2015年7月 |
サービスコンセプト | 日本最大の完全審査制恋活アプリ | デートにコミットする |
マネタイズ | C月額課金など | 月額、ポイント買い切り |
分野 | デーティング | デーティング |
ユーザー数 | 不明 | 不明 |
調達金額 | 3.7億(2018年10/5現在) | 1.5億(2018年10/5現在) |
投資家 | 非公開 | パートナーエージェント、ベンチャーユナイテッド |
婚活上場企業の業績
パートナーエージェント
時価総額は35億円。上場が2015年10月でここから30億〜40億の間をいったりきたりしていますね。マーケティングが強いイメージがありましたが、広告運用があまり上手くいっていないようで、また、10分間カット店 QB House(キュービーハウス)を展開するキュービーネット株式会社の前社長である岩井氏は取締役として参画していたのですが、なんと1年を持たずして退任しています。早々に見切りをつけたのかもしれません。
業績ハイライト。
売上は少しずつですが、伸びてはいますね。ただ、利益は減っています。利益率が悪いですね。パートナーエージェントは恋活アプリのDineに1億円の出資や結婚パーティーの新会社設立、今更の婚活パーティーに関する情報ポータルサイト『Parties』の立ち上げなど、先行投資により今の現状を抜け出そうともがいている感じがしますが、新規性がなく、何だかなーといった感じ。
パートナーエージェント、通期売上高は41億円 「ナシ婚」需要に向けたサービス展開を検討
楽天オーネット
楽天の100%子会社。前期の決算はこちら。
当期純利益:10億6,101万円
利益剰余金:21億2,610万円
業績いい感じですね。この数字であれば上場していてもおかしくないです。上記のパートナーエージェントより数字は良いです。やはりCM効果ですかね。数字の詳細はこちら。
ツヴァイ
イオングループであるツヴァイ。(昔株主総会に参加したことあったなー。)
時価総額31億円。低迷していますね。どれくらい低迷しているかツヴァイの決算ハイライトをみていきましょう。
売上は完全に横ばいで計画で37億の売上ということはきっと37億以下になる予感。
リンクバル
街コンの会社ですね。
なんと時価総額174億。婚活の会社の中でもいい感じの数字を出し、右肩上がりで市場からの期待も高いよう。業績ハイライトはこちら。
売上は順調に伸びていますが、他の婚活会社と比べ、売上の金額は大きくありませんね。ただ、店舗を構えていないこともあり、利益率は高い。この辺りが時価総額へ反映されているのかもしれませんね。
最近ベトナムの現地法人を立ち上げるプレスリリースを出していましたね。ソフトウェアの会社のようで、オフショア開発をやっていくようです。ベトナムで街コンを展開しないということは市場がないのでしょうか。まあ、海外進出とテクノロジーへの投資というのを市場へアピールしたかったんでしょうね。
IBJ
婚活最大手のIBJ。
時価総額306億。IBJの強みとしては、結婚相談所のネットワークをもっていること。相談所をフランチャイズ化し、紹介者を増やしていくことができるビジネスモデル。強いですね。さて、業績ハイライトはこちら。
注目恋活サービス
ビデオチャット型恋活アプリ「Live Duo」というサービスが近々リリースされるみたいです。
3分の会話からスタートする今までにない恋活マッチングアプリ
実際に出会う前に話したい、実際に顔がみたいなどのニーズは強いと思います。男性目線だと写真加工とか気になったりします。実際に会話することで、写真やプロフィールだけじゃ伝わらない部分がわかり、会う前の不安を軽減することができそうですしね。創業メンバーとても若そうで、期待!
婚活市場の今後
まだまだ、婚活アプリは盛り上がってくると思います。ライザップのようなコミット型や高齢者向けのサービスも出てくるのではないでしょうか。
少し前の記事ですが、こちら婚活市場についてまとまっていたので、共有しますね。