オンライン秘書サービス1年スピードM&A

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オンライン秘書サービス1年スピードM&A

りんごちゃん

オンライン秘書って最近流行ってるわよね
そうだね。以前にベンチャーM&Aマフィアでも取り上げているから参考にしてみてね

けいくろ

オンライン秘書サービスを比べてみました

りんごちゃん

今回はこの記事にも載っているnene(ネネ)というサービスが買収された話ね。どんな会社なの?
それではnene(ネネ)をみていこうか

けいくろ

nene(ネネ)

2018年10月設立、創業者は百合草氏。

オンライン秘書サービス「nene」運営が資金調達、法人向けは質で挑む

neneの競合として挙げられるのはオンラインアシスタントサービスの「CASTER BIZ(キャスタービズ)」など。neonのCOO、矢澤佑紀子氏いわく、同社は「対応の質の振れ幅の小ささ」で競合に挑んでいく。

「neneでは、私たちが雇用している正社員が対応している。対応の質のブレは基本的にほぼ無いと考えていただきたい」(矢澤氏)

 

neon株式会社 第1期決算公告

決算末日 2019年09月30日
純利益 ▲2882万9000円
利益剰余金 ▲2882万9000円
総資産 1272万円

りんごちゃん

思ったより赤字額が大きいわね
従業員を10名ほど雇い、サービス開発費を考えるとこれくらい赤字になっちゃうよね。本社が宮崎で企業誘致という文脈のところで家賃代や報酬面は安く抑えられていたのかもね。ただ、3,500万の調達でこれだけキャッシュがなくなっていたからヒヤヒヤしていたんじゃないかな。それで売却を検討したのかも。どれだけのユーザー数がいて、売上があったのか気になるね。しっかりユーザー数が伸びていれば、より踏み込んで、資金調達という選択肢もあったはずだから、思ったほど伸びっていなかったのかなと思うね

けいくろ

nene(ネネ)買収

りんごちゃん

株式会社Wizが買収したのね。株式会社Wizはどんな会社なの?
2018年11月期実績 150億円、2019年度新卒186名採用しているITの総合商社というポジションで、様々事業を展開している会社だね

けいくろ

ITの総合商社として、ヒトと企業のデジタルトランスフォーメーションを!

「メンバーとサービス拡大のために…」拡販力と経営資源を有するWizグループへ

コンシェルジュサービスは個人・法人ともに、利用者数が増えていたので確かな手ごたえを感じていました。
しかし、私たちのようなスタートアップにはリソースがありません。事業成長の軸となるコンシェルジュスタッフの採用や育成は進んでいましたが、顧客開拓に注力する余裕がありませんでした。競合が増えていた中で、このままでのスピード感では置いて行かれるという危機感があったんです。
対応品質の強化や、オペレーション体制の構築はできていましたので、営業力の面でシナジーのある企業との取組みが事業成長につながると考えM&Aを検討しました。

りんごちゃん

neneはWiz社にとってはシナジーはあるの?
シナジーはとてもあるだろうね。既存のクライアントに対して提供することもでき、またオンライン秘書を通じて、Wizの顧客満足度を上げ、LTVを上げることができるからね。おそらく今回の買収は数百万のアクハイヤーの側面が強い買収だろうね。ただ、投資家から資金調達をしているので、リターンは返せなかった可能性が高いね。

けいくろ

りんごちゃん

でも今回のようにサービス立ち上げから1年でもM&Aできるんだね。
そうだね。金額面は置いておいて、しっかり買い手の事業シナジー、資本を投下すれば大きくできる余地が残されている事業であれば、年数関係なしにM&Aは現実可能だね。きっと今後はM&Aの選択肢を持ちながら、事業立ち上げる人たちがもっと増えてくるんじゃないかな

けいくろ

オンライン秘書サービス参考サービス

mend

飲食店の手配から調べ物まで“面倒ゴト”をLINEでお願いできる「メンド」が事前登録開始、約1.1億円の調達も

情報量の増加とともに意思決定にかかるコストが増える中で、自分が使える時間を少しでも増やすために「個人が身の回りのマイクロタスクをアウトソーシングしていく流れ」は今後加速していくのではないだろうか。