今回はエンタメ仲間集めサービスを比較してみました。ちょっと大きめなジャンルの比較になります。
Cinemally
2019年2月設立の株式会社Standbymeが運営。代表は奥野氏。
7/8~7/14@short_theater さんとのコラボで、映画を注文できる「THE STORY CAFE」開催します☕️
メニューからこの映画注文したいとお願いすれば、上映できる企画です。
是非 Cinemally 使ってお越し下さい🙌https://t.co/p552yzFHem#SSFF #100BANCH #Cinemally #ナナナナ祭 pic.twitter.com/H1b0P8GbRQ— keisuke okuno 〓 Cinemally (@ekusiek716) 2019年7月4日
観たい映画や行きたい展覧会に、興味が共通するユーザと一緒に行けるアプリ「Cinemally(シネマリー)」がβローンチ
Cinemally では、運営がキュレーションした映画や展覧会情報を一覧化。ユーザは観たい映画や行きたい展覧会をブックマークすることで、一緒に行きたいと考える他ユーザを募ることができる。「一緒に観に行く人がいない」「誘われたいが、きっかけがない」といったミレニアルのペインを解決する。
ここのペインって実際どれだけあるのか気になりますね。現代は1人〇〇が流行っており、むしろ映画なんて誰に気にせず、レイトショーでお酒でも飲みながら1人で鑑賞したいよって言う人の方が多いのではないでしょうか。どちらにせよ緊急性があるペインではなさそうです。
また、これまでmixiやらFacebookやらである程度ニーズは満たされているように感じています。
AMIPLE
2016年5月設立の株式会社SKIYAKI APPSが運営。
イベント同行者探しSNSのAMIPLE(アミプル)を事業譲受
あの話題のエキサイトから事業譲受していたんですね。エキサイトとしては、収益化の重荷となっていたため、売却したかったんでしょうね。
webに関しては、スマホを意識したUIになっており、アプリでは見ていないのでなんとも言えませんが、どうなんでしょうかね。所謂、mixiを思い出します。
株式会社SKIYAKI APPSは最近元mixiグループのDiverseのecle(えくる)事業を譲受しましたね。
SKIYAKI APPS、結婚や恋愛にまつわるイベントを中心に企画・運営するecle(えくる)を事業譲受
ライブ・セットリスト情報サービス「LiveFans」は、特に熱量の高いファンが集まり、イベント同行者探しSNS「AMIPLE」は、趣味をきっかけとしたイベントでのマッチングをコンセプトとしているサービスです。
“趣味友探し、仲間探し”のきっかけという共通点からecle(えくる)とのシナジー効果が見込まれるため、事業拡大の可能性を感じ今回の事業譲受を決定いたしました。
上手くAMIPLEを活用し、事業拡大に繋げているようですね。
ちなみにDiverseは大手婚活企業のIBJの子会社です。
IBJ、ミクシィ子会社で結婚支援のDiverseを約5億円で買収
買収される前の決算はこんな感じでした。
http://d25x21ebmhag47.cloudfront.net/wp-content/uploads/2019/02/cf277e5be06d50e5d6c218113632af81.pdf
営業利益マイナス2億円。事業をいくつかやっていたので、単体で見れば、黒字の事業もあったかと思うのと、テクノロジーの部分、あとはやはり既存の事業とのシナジーがあったので、買収したのでしょう。
エンタメシェアリングサービス総評
AMIPLEが元々エキサイトが運営し、上手くいかず売却され、現在はSKIYAKI APPSが既存事業との相乗効果でサービス展開をしているのを見ると、Cinemallyは厳しい戦いになるのではないかと思います。
一般的に考え、エンタメの様々なジャンルでの募集でもおそらくなかなかユーザーが多くない状況というのであれば、映画となるともっと少なくなるでしょう。AMIPLEのデザインは素敵な世界観があるので、ビジネスデザイナーを仲間に入れ、上手く離陸させていってほしいですね。