旅サービス比べてみました

ここ最近、旅サービスが盛り上がりをみせていますね。旅行の市場規模は1.4兆円と言われています。この市場を大きく分けると宿泊・遊び・移動・食事・お土産に分けることができます。今回は宿泊・遊びの部分のサービスになります。

さて、今回は既にエグジット経験がある人たちが運営するサービスのズボラ旅TRAVEL Nowを比べていきます。

ズボラ旅

運営会社は2017年5月15日設立の株式会社Hotspring。MERY創業者の人が運営している会社です。

ペロリ創業メンバー有川氏が次に手がけるのは、チャット型の旅行代理店

ズボラ旅は、旅をしたい日付と出発地を伝えるだけで“外さない旅行プラン”を提案してくれるLINE@のチャットサービスだ。チャットの相手はボットではなく、生身の人間。ユーザーから伝えられた2つの情報をもとに、専門のスタッフが旅行プランを提案し、予約代行まで行う。分かりやすく言えば、ユーザーが旅行代理店に行き、相談し、予約をするという一連のフローをまるっとチャットで置きかえようというサービスだ。

全てをwebで置き換えのではなく、LINEや人力の部分を取り入れ、リーンスタートアップで開発しているのがわかりますね。エグジット経験を持つサービス立上げの貫禄を感じます。

チャットで旅行プラン提案の「ズボラ旅」、リリース3時間で数千件の問い合わせーー運営のHotspring「パンク状態」に

この問い合わせ数はすごいですね。

MERY創業者の1人のあやたんさんも応援していますね。

 

TRAVEL Now

運営会社は2017年2月20日設立の株式会社バンク。こちらの社長は同社サービスであるCASHを70億円でDMMで売却した話題の社長ですよね。

DMMがCASHを70億円で買収ーー亀山氏「おい、なんか買えるっぽいぞ!」からの舞台裏、光本氏と片桐氏が切り開く”即時買取の新市場”

動画もありました。

最近地上波のテレビにも出演されたようですね。

与信をとらずに人を信じるーー「CASH」運営のバンク、“いま”お金がなくても旅行できる新サービス

「旅行はモノとは違い、『彼女の誕生日があるから』だとか『急に休暇ができたから行きたい』といった、“いま”のニーズがとても重要です。でも、その時にたまたまお金がないから旅行を諦めていた人は多いはず。既存の旅行市場は、お金がある人が旅行に行くことで形成される市場だが、TRAVEL Nowは、その既存市場が取りこぼしていた人たちに旅行を提供することで市場を創る

 

【続報】旅行代金ツケ払いアプリ「TRAVEL Now」のビジネスとは? 旅行業登録で新たな市場創造、取引先にリスクなし

光本氏は「少額資金のニーズは多く、CASHの1年間の実績でポテンシャルを感じている。このタイミングで、違う領域で同じような挑戦をしたかった」と、その理由を説明する。後払いがない場合のリスクについても、「CASHの経験を踏まえて計算している」という。

 

旅サービス比較図

2018年7月29日現在

サービス名 ズボラ旅 TRAVEL Now
会社設立日 2017年5月15日 2017年2月20日
サービスコンセプト 全部”おまかせ”で、旅にでよう。 思い立ったらすぐトラベル
マネタイズ 手数料? 手数料?
分野 旅行(チャット) 旅行代理店
ユーザー数 リリース3時間で数千件の問い合わせ 開始後5時間で、4400件以上
調達金額 7,000万円 なし?
投資家 TLM、ANRI、複数のエンジェル投資家 親会社DMM

 

旅サービスの勝敗

今回のサービス運営の代表お二人は既に事業売却の経験をもち、事業つくりのセンスが高く、なかなか勝敗を決めるのが難しいのが正直なところでした。ただ、そんな中でTRAVEL Nowが勝つと予想します。

理由としては、やはり何と言ってもDMMという巨人がバックにおり、いざとなれば資本を突っ込むこともできるような状況だということです。また、既にCASHで話題になり、優秀な人材獲得にも繋がっているような印象です。ベンチャーといえど、既にお金、人を手に入れている状況でさらに1プロダクト成功している状況は強いですよね。ズボラ旅が真っ向勝負してもなかなか苦戦を強いられるかと思うので、今後どのような方向性で攻めていくか期待です。

備考

メルカリ(厳密に言えばメルカリグループのソウゾウ)、LINEも旅の事業を立ち上げるみたいです。メガベンチャーの壮絶な戦いが始まりそうですね。

メルカリが旅行領域へ。参入背景、そして勝算とは

「長期的なスケールを考慮した上で、旅行領域へ挑むことを決めました。また、まだ手がけられていないところの穴を埋めていきたいといった考えも。これまでメルカリが扱ってきたのは“モノ”。そしてメルペイでは”お金”。旅行領域の新規事業では、“体験”や“コト”を扱っていく。そんな3本柱を築いていきたいと考えました」

ちなみにソウゾウはサテライトオフィスとしてWeWorkに入居しているようです。

LINEが旅行の比較検索・予約サービス「LINEトラベル」を公開

同サービスのLINE公式アカウントからオススメの旅行情報や旅番組と連動したスポット情報を配信。LINE上で航空チケットや旅先のホテルの検索や比較をし、最もお得な旅行プランを立て、旅行の思い出シェアまでもできるサービスを構想しているようだ(2018年秋頃を目処に実装予定とのこと)。

 

旅サービスの勢力図はこんな感じ。予約が多いですね!

参考

2018年、旅行業界に旋風を起こす「ベンチャーの波」 —— なぜ異業種参入があいつぐのか?