今回はモバイルオーダーサービスを比べてみました。
O:der
運営会社は2012年2月設立の株式会社Showcase Gig(ショーケース・ギグ)。代表の新田氏のプロフィール。
上智大学卒業後、東京ガールズコレクション・プロデューサーとして数々のプロジェクトを手掛ける。2009年、株式会社ミクシィ入社。ソーシャルビジネスの責任者として、SNSを活用した新たなマーケティングの企画を実施。コンビニエンスストアと連携した数々のO2Oキャンペーンにおいて、オンラインから店頭への集客を成功させた。2012年、企業のオムニチャネル化を支援する株式会社Showcase Gig(ショーケースギグ)設立
生きるか死ぬかの世界をくぐり抜けるShowcase Gig新田剛史氏の経営論「協業する企業の見極めに注力した」
ネットと違ってリアル店舗に浸透させるサービスの場合はハードウェアとの連携や、店舗の設計までも変えていく必要があることを実感し、「リアルな世界を変えていくことは途方も無いことだ」と感じさせられた時期でもありました。
これはリアルな声ですね。サービスリリースしたからといって流行るわけはなく、特にリアル店舗は泥臭く足を使う必要があるのは必須。
未来型店舗誕生! セルフ注文決済端末「O:der Kiosk」を初導入、スマホ事前注文決済ができる「O:der」と併せ、より便利に!
JR系からラウンドを積み重ね、資金調達。想定時価総額13,240百万円(2019.9月現在)
narabee
運営会社は2017年10月設立のBeeCruise株式会社。社長の直井氏のプロフィール。
コンサルティング企業に入社後、2008年、当社に入社。社長室で輸出Eコマース関連の新規事業を担当し、tenso株式会社(当時、株式会社転送コム)の立ち上げに参画。
2012年、tenso株式会社の代表取締役社長に就任(現任)し、「From Japan」のクロスボーダービジネスを牽引する。 2014年より当社代表取締役社長兼グループCEOとして、クロスボーダー事業を軸とした新グループ成長戦略を推進し、グループ間や投資先とのシナジー効果を発揮し日本と海外を繋ぐグローバルプラットフォームの創造を目指す。
イベント会場や飲食店での“待ち時間”を減らすモバイルオーダーサービス「narabee」公開
今回のnarabeeは飲食店に限らず、スポーツスタジアムやアミューズメント施設など行列が発生する幅広いシーンでの利用を予定してはいるものの、初期のユースケースとしてはアーティストやアイドルのライブ会場におけるイベントグッズ販売所での利用を見据えているそう。
【〈次の越境EC戦略を聞く〉BEENOS 直井聖太 代表取締役社長兼グループCEO】”ネクストチャイナ”へ物流以外も支援
PICKS
運営会社は2016年7月の株式会社DIRIGIO。社長は本田氏。プロフィール。
自修館中等教育学校卒業。慶應義塾大学経済学部。幼少期に米国カルフォルニア州に在住。小学2年時に日本に帰国。高校時には米国ジョージタウン大学で行われる特別夏季プログラムに唯一の日本人として参加。飲食店でのバイトをきっかけに「食・IT」をテーマにDIRIGIOを創業。デザイン・事業戦略・セールス・マーケティングを担当。
テイクアウトの不便を解消する事前注文・決済アプリ「PICKS」が7000万円を調達
DIRIGIO代表取締役CEOの本多祐樹氏は飲食店でテイクアウトを活用する際の課題として「販促チャネル」「注文チャネル」「待ち時間」の3つをあげ、これらをPICKSで解決していきたいと話す。
2018年5月のローンチから2019年2月で175店舗という数が多いのかは疑問。現在は大手チェーン店に導入することで、数を稼ぎ、新規獲得への信頼度を高めている様子。
人気店の商品をアプリで注文・駅でまとめて受け取り、PICKSと阪急阪神が大阪梅田に受取特化店舗オープンへ
想定時価総額は265百万円(2019.9月現在)
モバイルオーダーサービスビジネスモデル
「注文で並ぶ必要なし、お会計なし」というサービス体験を提供しているのがモバイルオーダーサービスの本質。
待ち時間なしでテイクアウトしたいという課題は少ないように感じていたのですが、ここにきて一気に盛り上がってきた様子。特に飲食を中心に。
ビジネスのビジネスドライバーは、言うまでもなく、ショップ数。アプリがイケてても数店しか提携していないのであれば、誰も利用しませんよね。となるとお店へのインセンティブも考える必要がある。ただそれと同時にお店のオペレーションコストをいかに最小にするか。