日本の人口が年々減少してきており、2015年時点において1億2700万人を数えた日本の総人口が、40年後には9000万人を下回ると言われている。

労働人口も減り、近い将来、人の代わりとして人口知能やロボット、ドローンにより代替されるだろうが、まだまだ実用化できるレベルではない。
そこでそれまで外国人の労働力を必要とされている。まだまだ、法律の問題で日本で働ける外国人は限られいるのが現状だが、今後間違いなく緩和され、多くの外国人が日本で働くことになる。
平成29年11月1日に介護職は外国人技能実習制度として追加されました。
ちなみに日本で働ける職業はこちらから。
外国人が働く一つの手段として、語学の提供があります。
今回はオフライン、オンラインでの語学学習サービスについて比べていきます。
フラミンゴ
2015年6月設立の会社。2016年2月にβ版をリリースし、京都、大阪、滋賀県内限定でサービスを提供していた。
オンラインでマッチングし、カフェで対面により語学を教える
初回レッスン1時間2000円で好きな場所を指定し、約35カ国語以上の言語の中から学びたい言語を学ぶことができる。月間200人の講師登録を獲得しており、外国人講師の登録数は1500人を超える。
法務省入国管理局によると平成28年末時点における在留外国人数(日本に中長期に在留または永住している外国人)については、
238万と言われていたそうだ。
ちなみに2018.02.27に手数料を500円から1,000円に値上げしたようです。
さすがに500円だと厳しいと思ったんでしょうね。
1000回マッチングしても50万の売上ですもんね。
カフェで対面によるところがポイントのサービスかと思うのですが、正直どこまでスケーラブルあるかは疑問。
場所による制約があるのは当然わかっているはずであり、あえてオンライン語学サービスとの差別化を測った形にしたのか。
外国人に対してお金を稼げる場以外にも住む場所も提供する予定のようだ。
レアジョブ
2007年10月設立の会社。
マンツーマンのオンライン英会話サービス企業。フィリピン在住のフィリピン人講師とスカイプを通じてマンツーマンの英会話レッスンを提供。講師陣は4,000人以上。
フィリピンの人件費の安さとオンライン英語学習というポイントを抑えたサービス展開。
最近、Skypeなしで受講できる仕組みもつくったようです。
上場後株価は低迷中(2016年9月:38億→2018年3月41億)
参入障壁がそこまで高くなくDMMなどの競合により疲労している様子。
レアジョブの役員の方の記事がありましたので、参考までに。
英会話サービスビジネスモデル(フラミンゴの場合)
・キーアクティビティ
語学学習マッチング手数料ビジネス
・提供価値
対面による語学学習機会の提供
・顧客セグメント
日本語が話せる外国人
・チャネル
語学学校
・顧客との関係
継続利用
・キーリソース
UIUXデザイン、マーケティング
・キーパートナー
在日外国人インフルエンサー
・収益の流れ
マッチングの手数料収入
・コスト構造
マーケティング、人件費
タイミング・成長性
成人向け外国語教室市場: 2100億円と言われており、まだまだ成長する分野である。
デーティングアプリの成長に伴い、外国人とのマッチングアプリとしての側面もあるため注目度は高いだろう。
スケールポイント
人間のコントロール、クオリティーのコントロールが成長のカギ。
人間のコントロールとは、外国人に継続的に使ってもらうためにはどうするか。他の競合が出てきたとしても自分たちのサービスを使う理由みたいなものを示す必要あり。
クオリティーのコントロールとは、外国人の質や安全性の問題である。
雑感
もっとマーケットを広めるために中国語も積極的に攻めるのはどうなのだろうか。
参考
日本で外国人の友達・恋人を作る方法&出会えるアプリ17選
【シチュエーション別!】外国人の友達を増やせるアプリ15選