今回は介護マッチングサービスを比べてみました。
みーつけあ
運営会社は株式会社みーつけあ。2016年4月にはエンジェル投資家から資金調達しているようで意外と長いですね。代表は元VCの洞氏。
まず、この課題にシェアの考え方で何か突破口が開けるのではと1つ目のアイデアを試しました。それが「介護版のUber」というものです。特に介護の現場では、介護する側・される側のミスマッチであまりよくない体験が生まれる、という課題があります。もし、双方がオンデマンドにマッチングする環境があれば理想的です。しかし、このアイデアはうまくいきませんでした。
ということで現在、私たちはオペレーションチームを組んで、専門知識があるオペレーターがアドバイスしながら事業所やケアマネージャーを紹介する、という提案をして介護する方々の判断を助けるお手伝いをしています。
みーつけあのサービスラインナップ。
- 事象所マッチングサービス
- 訪問介護ヘルパーマッチングサービス
1.事象所マッチングサービス
利用者家族が電話相談・Web診断をし、
みーつけあがシステムを用いて空き情報を検索。
2.訪問介護ヘルパーマッチングサービス
仕事をしたい訪問介護ヘルパーと
ヘルパーを募集している事業所をマッチング。
資金調達のプレスリリース見つからなったですが、何度も調達しているようですね。合計で188百万円以上は調達している様子(2020.03.01現在)
startup-dbより参照
I care you
運営会社は2016年4月設立の株式会社SENSECARE。
日本初!要介護者とヘルパーをWeb上でつなぐマッチングプラットフォームサービス「I care you」を株式会社SENSECAREがサービス開始!
介護市場規模
介護市場に参入するために押さえておくべき3つのポイントとは?
65歳以上の高齢者は2000年の時点で全人口の17.2%でした。しかし、2050年には全人口の35%を超えると予想されています。高齢化社会が進むにつれて、介護事業の市場も拡大しています。2014年には年間で約8兆6000億円だった市場は、2020年に15兆近くにまで達する可能性が高まってきました。介護保険制度が開始された2000年度には3.6兆円だったことを考えると、かなりのペースで市場が拡大しているといえます。
介護マッチングサービス雑感
ビジネスドライバーはヘルパーの確保。老人の数は増え、市場は拡大し、需要は増えている。ただ、その需要に応えうる供給側が圧倒的に足りていない状況。それはなぜか?3Kとも言われる業界で、なおかつ生命を預かる仕事。簡単にヘルパーを集めることは難易度が高い。そうなると介護士の数がアッパーになるのにビジネスとしてはワークしづらい。ヘルパーに対して、報酬面はもちろんのこと、インセンティブ設計をうまくやることが必要。さらに言うと、どうしてもマッチングの要素に「場所」という軸があり、全国展開が出来ず、スケールできない要因に。こうなると介護マッチングサービス同士の戦いだけではなく、地域系の情報サービスなどとパイを分け合う形になるのかも。
介護ベンチャー
便・尿の非接触型においセンサーを開発する「aba」。株式会社aba。
ケアプラン作成業務を支援する人工知能エンジン。2013年4⽉設立の株式会社ウェルモ。
介護福祉プラットフォームサービス提供のウェルモ、計15.7億円を調達しシリーズBラウンドをクローズ——東電PG、みずほキャピタルらから