マンガサービスを比べてみました

SHARE

マンガサービスを比べてみました

りんごちゃん

今回はマンガサービスを比べてみるのね。マンガ大好き!
この領域は多くのスタートアップから大手まで参入していて、レッドオーシャン化されてきてるね。そんな状況で各サービスのコアバリュー、ビジネスドライバーは何か?を意識して比べてみてみよう

けいくろ

アル

運営会社はアル株式会社。代表は古川氏、通称けんすう

インターネットで本能を刺激する。けんすう氏が考える、伸びるサービスに共通すること

スタートアップとコミュニティサービスが相性がいいな、と思うのが、インターネットユーザーの力を活用できるところ。そして、「知らない人をたくさん巻き込む」というのは不確実性が高まるので、大企業がやりたがらないポイントなんですね。

アルの注目ポイントは、ユーザーフレンドリーな設計。上記のようにコミュニティを活かすためには、徹底的にユーザー目線でサービスを作る必要があり、このあたりの知見、経験が圧倒的にあるのは強みですね。

けいくろ

 

マンガサービスの「アル」をリリースいたしました

ユーザーにとっては最高なんですが、参入する側としては、競合が多くて、しかもLINEのようなネット系企業もすごい、出版社などのコンテンツを作っている企業も強い、というので、隙がありません。こんなところに、素人がのこのこ入って、勝てるわけがありません。

 

印象的な1コマからマンガを探せる「アル」のAndroid版登場、2億円の資金調達も

代表取締役の古川健介氏によると「現在のところマネタイズはできていない」とのこと。まずは、既存のビジネスモデルを変えない、マンガの形態を変えない、漫画家の負担を増やさないというコンセプトでサービスを作り上げていく方針のようだ。

 

りんごちゃん

トントンと事業が拡大している印象だね。やっぱりけんすうさんのサービス設計力、巻き込み力があるから?
もちろん、けんすう氏のネットワーク、経験は大きくあるね。もっと具体的に言うとプロモーション戦略はすごいよね

けいくろ

アルのプロモーション戦略

コマ投稿。これは、お気に入りの漫画の好きな一コマをアルに投稿すること出来て、その色んな人が投稿したそのコマを、各種SNSやブログに好き勝手に使うことが出来る機能です。

アルでマンガのコマ投稿をする方法と、コマ投稿をnoteにキレイに表示する方法

出版社の許可を得て、著作権も問題をクリアして、ユーザーは堂々とアップすることができ、広告効果、SNSでのバイラルは凄いことになります。しっかり関係プレーヤーへのインセンティブ設計を構築し、根回しをし、サービス設計をし、ユーザーが楽しむことができるサービスとなっているということです。

けいくろ

りんごちゃん

さすが、連続起業家だね!
さらにこれだけではなく、「アル開発室」と呼ばれるユーザーコミュニティの存在も注目ポイントだよ。

けいくろ

アル開発室

オンラインサロンの形式の漫画好きが集まるこのコミュニティ。
このコミュニティを通して、プロモーション、エンゲージメント、ユーザーフィードバックなどアルに対して様々なメリットをもたらす。
開発の状況を随時共有し、一緒になってサービスをつくっているかのような共創感を与える。

このあたりはもうさすがって感じですね。このサロン内でサービス磨き、PR、さらにはマネタイズもできるわけです。

けいくろ

コミチ

運営会社は2018年3月設立の株式会社コミチ。漫画家・小説家などのクリエイターのエージェント会社の代表、佐渡島氏が取締役。

元々、コルクから資本が入ってるかはわからないけど、関連会社っぽい形ではあったんだね。外部資本を意識して、会社名も変えたのかな

けいくろ

株式会社コルクBooksが株式会社コミチへ社名及びサービス名変更

株主を調べてみると、なんとけんすう氏もエンジェル投資家として参画していましたね。競合になっちゃうだろうから、この辺関わり方はどうなんでしょうかね。

けいくろ