共同購入ソーシャルECカウシェVS hours

SHARE

共同購入ソーシャルECカウシェVS hours

りんごちゃん

共同購入ソーシャルECってどんなサービスなの?
友人や家族と「一緒に購入する(=シェア買いと呼ぶ)」ことで、お得に商品を手に入れられるソーシャルコマースサービスだよ。中国のPinduoduoというサービスが有名で、今では4兆円の企業価値になっているとか

けいくろ

神速で中国No.2ECになった4兆円企業Pinduoduoの全貌

3年で上場を果たし、上場後も年間2倍近くの驚異的なスピードで成長し続けている、Alibabaタオバオに次いで中国で2番目のMAUを誇るPinduoduo。

カウシェ

運営会社は2020年4月設立の株式会社X Asia。代表は門奈氏。

1991年生まれ。日中ハーフ、2007年まで上海で生まれ育つ。2015年慶應義塾大学環境情報学部卒。2012年よりLoco Partners2人目のメンバーとして入社、2人から200人、シード前からM&A後のPMIまで経験。Reluxの海外事業立ち上げから責任者を務め、年間取扱高50億円の大幅な事業グロースに貢献、海外担当執行役員&中国支社長兼任。2020年4月よりX Asiaを起業。

りんごちゃん

Loco Partners創業者の篠塚氏が取締役、株主になっているみたいね

シェア買いアプリ「カウシェ」に出資し、取締役に就任します。

出資をした理由を簡単に言うと、最高のメンバーが、非常に大きなマーケットで、トレンドの最先端でもあるプロダクトにチャレンジしているよという話です。出資を決めたのは春先かな。当時まだ会社という箱だけが存在し、ボードメンバーも確定しておらず、プロダクト方向性も全く決まっていない無の状態でした。

株式会社X Asia、友人や家族と一緒に購入することで、商品をお得に入手できる「シェア買いアプリ『カウシェ』」をリリース

この記事は門奈氏と篠塚氏の関係性がよくわかるね

けいくろ

【CEO】人生を変える「メンター」の見つけ方

「彼にはたくさんのことを教わりました。仕事がうまくいかず、何もかも投げ出したくなった時に、『仕事にも人生にも波があり、うまくいかない時も当然ある。その時に堪えることができれば、また必ず良い波がやってくる』と教えてくれたこと。

 

シェア買い「KAUCHE(カウシェ)」が1.8億円調達、新たなソーシャルeコマース戦争の起爆剤となるか

りんごちゃん

エンジェル調達に続き、シード調達したのね

hours

運営会社は株式会社newn。代表は元ペロリ代表、エンジェル投資家でもある中川氏。

1988年生まれ、兵庫県出身。2012年にキュレーションメディア「メリー」運営会社のペロリを創業、14年にディー・エヌ・エーに事業を売却。

りんごちゃん

確かnewnはいろんな事業やっているよね。音声とかアパレルとか
そうだね、音声プラットフォームの「スタンド.FM(STAND.FM)」、アパレルは身長155cm以下の女性がターゲットの「コヒナ(COHINA)」だね。スタートアップスタジオのように社内で様々な事業を産み出しているよね

けいくろ

stand.fm参考記事:音声サービスを比べてみました

時代の「うねり」を生み出す事業家は、newnから生まれる!界隈注目の連続起業家2名がリードし、D2CやWebサービスを急ピッチで立ち上げるマーケター&クリエイター集団

まさにnewnは「年齢や経験問わず、事業責任者が社長・起業家のように働く」というカルチャーを体現していきたいと考えています。そしてその源泉は中川氏の、「誰かの”欲しい”を創造する強いDoerの個性をいかんなく発揮させるためには、権限と責任をセットで渡さなければならない」という信念です。

購入者率60%超!次の時代の買い物体験をつくるソーシャルコマース「hours<アワーズ>」をnewnが正式リリース。

2020年9月にステルスで運営を開始し、リリース後24時間で、数千ユーザーの60%以上が実際に商品をグループ購入しました。二次・三次とバイラルを生み、用意していた商品のうち約70%が売り切れ、中には成立人数50人で設定した商品も含まれています。本アプリを通じて、次の時代の買い物体験を作っていきます。

グループ購入アプリ「hours」をリリースしたよ~ ぼくらのnewn retail ~

スタートアップ・ITな方々は、新しいサービスは感度とリテラシーが高い人が多く、SNSとの親和性も良すぎるサービスなので、初期から大体的にリリースすればバズってしまい、ノイズが増え適切な事業の仮説検証にならない、そうした水面下でも自然とジワジワ広がっていくような、バイラルするサービスであるどうかを見極めるために、ステルスでいくことを決めました。

しっかり水面下で仮説検証を繰り返し、リリースしてきたわけだね。ちなみにhoursの事業責任者は元株式会社trippieceの創業者である石田氏が事業責任者のようだね

けいくろ

共同購入ソーシャルECビジネスモデル

おそらくPinduoduoと同じように取引手数料モールからの検索広告費になるのでしょう。お買い得の商品をどれだけ確保できるかがビジネスドライバーになりそう。

けいくろ

共同購入ソーシャルEC雑感

まず売り手側にとって在庫の確保や物流の効率化が図れるサービスであり、買い手側にとってもお得に商品を購入できるサービスである。運営側としてはバイラル係数が高く、広告費を抑えることができる。中国と日本の慣習の違いはあり、どこまで共同購入したい人がいるのかまだ不確かではあるが、ECをリプレイスするかもしれないポテンシャルはあるのではないか。今後の展開に期待ですね

けいくろ