フードロスサービス比べてみました

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フードロスサービス比べてみました

飲食店向けのマーケットは大きく、多くの人が周辺サービスの展開に挑む。レッドオーシャンの領域であり、多くが挑戦し、脱落していくのが現実。

社会性があり、モデル的にみれば成り立ちそうなフードロスサービス。今回はこの比較的新しい領域にビジネスで挑戦しているサービスを紹介しよう。

Reduce GO

飲食店が余してしまい廃棄してしまう食品を毎月定額で食べれるサービスです。

SHIFFT株式会社という2014年9月に設立された会社が運営しています。

お得にフードロスを減らす。近くの余剰食品を注文できるアプリ「Reduce GO」

「Reduce GO」は近くの余剰食品を探して注文できるアプリです。アプリ上で本日の余剰食品一覧を確認し、欲しい食品を注文してテイクアウトすることができますよ。利用料金は月額1,980円です。1日につき最大2回までの注文が可能です。

ユーザー視点で言えば、月額1,980円という定額で毎日2回まで注文することができ、注文のたびに料金を支払う必要もなく手間がない点は魅力的ですね。

TABETE

廃棄せざるを得ない食事とユーザーをマッチングさせるフードシェアリングサービス。運営会社は2015年12月設立の株式会社コークッキング

飲食店の売れ残りを格安で入手できるサービス「TABETE」が正式リリース 早速ワンコインで弁当を買ってみた

正式にリリースから約1週間後の5月8日現在、登録店舗数は東京近郊の飲食店約110店舗で、ユーザー登録数は約1万5000人。1日平均3食前後、合計70食程度レスキューされているという。

リリースまで相当宣伝していたようですね。それでもこのユーザー数はすごい。

フードロスサービスの課題

どちらのサービスにしてもユーザーにとっては通常の価格よりも安く購入できるため、メリットしかないので、いかに飲食店を味方につけられるかが鍵です。そのためにはフードロス文化を広げる活動が必要でしょう。あとは安全の問題でしょう。また、商品価格は飲食店側で設定できる仕組みが良いでしょう。サブスクリプションモデルだとユーザー1人あたりの上限金額は決まり、単価×ユーザー数×来店数÷全飲食店の総来店数が売上になり、なかなか納得してくれる飲食店は多くはないでしょう。理由としては、個々に食材の仕入れ値は違うのが主にあると思います。そのため、飲食店側の視点でたつと Reduce GOよりもTABETEに分があるでしょう。

フードロスサービス比較

<平成30年6月12日追記しております。>

Reduce GO TABETE
提供価格 飲食店裁量 月額1,980円
商品の価格表示 クローズド オープン
店舗数 不明 110店舗
ユーザー数 不明 1万5000人
投資家 不明 Social Entrepreneur2 投資事業有限責任組合

最後に

フードロスサービスを展開するとき社会性(売上の何パーセントを寄付とか)を魅せようとするケースがありますが、正直飲食店の立場からしたらそんなの興味がありません。それよりもサービスを利用することでどれだけ集客があり、売上が伸びるのかです。アプローチの仕方を間違えないようにしてほしいですね。

関連サイト

・フードロス・チャレンジ・プロジェクト

http://food-rescue.net/foodloss.html