先日、ファンクラブ作成のCHIPがサービス撤退しました。
ベンチャーマフィアでも以前CHIPの記事を書いています。
頑張る人の夢を応援するファンクラブサービス「CHIP」レビュー
リリース時はインフルエンサーに利用してもらい、UI・UXの部分で改善点が多くあり、今後の期待という感じでしたが、1年持たずにクローズドしてしまいましたね。
今回は、クローズドの原因を勝手に考えてみたいと思います。
ビジネス成功のポイントは一言でいうと、集客力に尽きると思います。
クリエイターと応援するユーザーが両方いることで成り立つビジネス。
それでは、どちらをまず集客すべきか。
まずは、クリエイターの質と量が必要になります。
質というのは、クリエイターのインフルエンス力。そして、インフルエンス力を持ったクリエイターの数。
インフルエンス力を持ったクリエイターが集まることによって、元々彼らのファンたちが応援するユーザーとして、CHIPを利用することになります。
クリエイターにとって、なぜ?CHIPを利用する必要があるのかを明確にする必要がありますね。
インフルエンサーにとって、どこのファンクラブサービスを利用するかはさほど問題ではなく、UI・UXの部分がしっかり設計・デザインされていれば良いのではないでしょうか。
結果として、このインフルエンサーのクリエイターを囲い込むことができなったのが大きな原因ではないかと思います。
CHIP代表がクローズの背景をブログにで書いていました。
僕らの目指していた「あらゆる人が夢に向かって挑戦できる」サービスではなく、どちらかというと「人気のあるひとが簡単に自分のコミュニティを作る」ためのサービスになってしまいました。
月額制だろうが、投げ銭だろうが、ファンはお金という形でクリエイター、演者に支援するサービスは増えています。
この中でどのようなコアバリューをもって、勝負するのか。
流行っているからとサービスを立ち上げるとなかなか上手くいかない事業領域でしょう。
CHIPは上手くいかなかったですが、ピポットし、次なるサービスに期待しましょう。